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「新たな働く環境づくり」への挑戦

“イゴコチ”と循環が描く
働き方の未来

プラスグループは、「よりよい働き方・いごこちのよい環境づくりの追求・提案」をマテリアリティの一つとしています。その一環としてファニチャーカンパニーでは、従業員エンゲージメントを向上させるオフィス空間づくりのコンセプトとして、「イゴコチメイキング」をご提案しています。ここでは、そのマーケティング担当に、プラスグループが追求するオフィスの在り方を語ってもらいました。

プロフィール

ファニチャーカンパニー マーケティング本部
マーケティング部 部長

岡本 裕介

2007年にプラス株式会社入社後、商品開発部にてデスクや収納などさまざまなカテゴリの商品開発を担当。その後、マーケティング部門に移り、商品企画からブランディング、プロモーションまでマーケティング活動全般に携わる。2023年よりショールームを管轄するCREATORE推進室長を兼務。

ファニチャーカンパニー マーケティング本部
マーケティング部

渡會 塔子

文具メーカーを経て2022年にプラス株式会社に入社。国産木材活用プロジェクト「MOKURAL(モクラル)」の企画・推進、新商品開発における戦略ストーリー・コンセプト検討やプロモーション施策の企画・実行を担当するほか、家具見本市「オルガテック東京」の企画・ディレクションなども担当。

Episode 1:私たちの課題認識 “モノ”דコト”へ――働き方のデザインを。

“イゴコチ”には、いつ頃から注目しましたか。

岡本

本格的に考えはじめたのは2016年頃です。オフィスへのニーズが多様化する中、家具を作って売るだけではなく、働き方のデザイン、いわば「コト提案」を重視するようになりました。
同じ頃、自社オフィスのリニューアルで生まれたのが、「イゴコチメイキング」というコンセプトでした。コロナ禍では“オフィス不要論”も語られましたが、あまり悲観的にならずに、ポストコロナを見据えて新しい働き方とオフィスの在り方を考え続けていました。

渡會

私は、まさにコロナ禍に入社しました。正直、オフィス業界の先行きへの不安はありましたが、だからこそ「人をどう集め、つなげるのか」を考えるのはおもしろい仕事だと感じていました。
プラスに惹かれたのは、働き方や人の関係性まで含めてデザインしているからです。“イゴコチ”は社内で自然に使われていたので、「イゴコチメイキング」もしっくりくる言葉でした。カタカナで表現されたやわらかさにも、プラスらしさを感じました。

Episode 2:私たちの試行錯誤 コロナ禍が変えた、オフィスへの価値観

コロナ禍によってオフィス業界ではどのような変化がありましたか。

岡本

オフィス回帰が進むと、働き方がさらに多様化し、求められる“イゴコチ”も一様ではなくなりました。オフィス家具についても、「均質に配置される備品」から「企業や個人ごとに“イゴコチ”を作るための存在」へと変化しています。
この流れの中で「イゴコチメイキング」は社内に浸透し、現在ではブランドメッセージ「Furnishing Uniqueness 一人ひとりの働き方に プラスの価値を」のもと、お客様の個別ニーズに対する提案の軸になっています。流通で育ってきたプラスには、お客様にとっての“最適”を考え抜く文化があります。「イゴコチメイキング」の考え方にも通じていると感じます。
大切にしているのは、自分たちの実体験を基にすることです。日々の小さな違和感を掘り下げ、お客様のお悩みへの答えになるように心がけています。

渡會

例えば私たちのオフィスでは、6人並びの席の真ん中だけが利用されていない実態がありました。そこで利用データの分析や観察から不人気につながっている要素を抽出し、ハードからソフトまでさまざまな対策を施すことで、“イゴコチ”が向上し利用率が改善したのです。
自分たちの実体験を基に得られたアイデアをお客様にお伝えする積み重ねが、プラスらしい提案につながっていると感じています。展示会でも、“イゴコチ”を構成する要素そのものを体験してもらうブースづくりを行っています。

Episode 3:私たちが見つけた答え プラスグループが考える、オフィスの“イゴコチ”とは

「イゴコチメイキング」の例を教えてください。

岡本

オフィスでの雑談は、人間関係を築く重要な要素だとわかっています。「5 TSUBO CAFE」は、雑談を促すコミュニケーションスポットです。思わず立ち寄り、雑談したくなる仕掛けとして、サイネージも組み合わせています。
「イゴコチの見える化ソリューション」では、賑わい度やCO2濃度などを可視化し、データを基にオフィス改善につなげる仕組みを構築しています。数字を通じて、お客様と一緒にオフィスをより良くしていく伴走型の提案をしています。

渡會

私が担当する「MOKURAL」では、国産木材を使ったオフィス家具を展開しています。「イゴコチメイキング」の視点も取り入れながら、森林の健全化とカーボンニュートラルの実現を目指すプロジェクトです。お客様の間でもサステナビリティ意識が高まっていることを感じます。
サステナビリティについては、展示会ブースのリサイクルにも力を入れています。当社独自のオフィス家具リサイクルシステム「MRS(マテリアルリバースシステム)」の仕組みも活用し、資源を有効利用することができました。この過程の試行錯誤はレポートとして公開しています。

5 TSUBO CAFE。オフィス内の5坪のスペースで設置できる雑談スポット。ここでのコミュニケーションを促すためのデジタルコンテンツなども提案している。

イゴコチの見える化ソリューション。センサーでCO2濃度や音などを測定し、オフィス内の賑わい度や快適性を分析し、環境改善に活かしている。

Episode 4:私たちが進む道 自ら実践・検証し、さらなる“イゴコチ”を追求

今後、お二人が取り組んでいきたいことを教えてください。

岡本

私たちが目指すのは、オフィスの“イゴコチ”を独自の視点で最も深く研究し、ノウハウを持つメーカーです。自分たちで体験し、検証するアプローチをこれからも追求していきたいと考えています。「プラスの商材でオフィスを作れば、自然と細やかな配慮が行き届いた空間になる」。そんな状態を実現するのが目標です。

渡會

オフィスは、時代や働き方、人数によって、常に動きのある空間ですので、変化する“イゴコチ”に寄り添い続けたいと考えています。「MOKURAL」のご提案も広げていきたいと思います。天然木が人の“イゴコチ”に作用することは、研究データからも示されています。そのため、私たち自身も社内で実証を重ねながら、その価値を提案していきたいと考えています。

CLOSE UP 「ORGATEC TOKYO Awards」で2年連続「準グランプリ」を受賞

「オルガテック東京」は、日本最大級のオフィス家具見本市です。2025年に開催された「オルガテック東京2025」で、プラスは、「my イゴコチメイキング」をコンセプトに、自分にとってぴったりの“イゴコチ”を見つけ出すための体験型のコンテンツを展開しました。
「壁に向かって座る席」と「壁に背を向けて座る席」のどちらが落ち着くか――。「来客」「軽い打合せ」「執務」のシーンごとに、どのようなソファが適しているか――。来場者に実際に体感していただける展示を行いました。
例年社内デザイナーがデザイン・プランニングを手がけているプラスのブースは、展示会のテーマである「SHIFT DESIGN」をコンセプチュアルに表現した、優れたデザイン性のブースとして、「ORGATEC TOKYO Awards」の準グランプリを受賞しました。2024年に続き2年連続の受賞となりました。

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