PLUS

Search
  1. HOME>
  2. サステナビリティ>
  3. 地球環境に満足を。>
  4. 企業活動を通じた気候変動問題への取り組み

企業活動を通じた気候変動問題への取り組み

持続可能な社会を実現するためには気候変動対策が重要な課題であると認識し、調達、製造、販売、配送などあらゆる事業活動を通じて発生する温室効果ガス排出量の把握と継続的な削減にグループ全体で取り組んでいきます。

プラスグループ環境理念

「社会最適システム」の実現

プラス株式会社は、『PLUSのココロ』に定められた企業理念「新しい価値で、新しい満足を。」のもと、原材料の調達から、製造、販売、使用、廃棄、回収・リサイクルまでのすべての領域において、重複行為を排除し、ビジネスを合理的かつシンプルに再構築する「社会最適システム」の発見・創造に努め、資源・エネルギーが無駄なく有効に活用される循環型経済社会の持続的発展に貢献します。

  1. 商品開発:私たちは、顧客満足を実現するため、生活者視点に立ち、環境への配慮とデザインへのこだわりをもって「新しい価値を創造するユニークな商品」の開発に努めます。
  2. 流通開発:私たちは、顧客満足を実現するため、社会的視点に立ち、「流通社会における機能分担による効率化」を経営の根幹に据え、仕組みや社会を変えるために情熱を持って挑戦し、既存ビジネス構造の再構築に努めます。

プラスグループ環境方針

「環境理念」に基づき、以下の方針に沿って、私たちは行動します。

  1. 事業活動・商品・サービスにおいて、地球環境への影響に配慮し、汚染の予防に努めます。
    • 新しい価値を創造するユニークな環境配慮商品・サービスの企画開発
    • 事業活動の全領域において、環境保全を推進
    • 重複行為の排除による環境負荷の低減
  2. 環境保全に関する法規制や、その他当社が同意する規制・指針・基準等を順守します。
  3. 事業活動における環境影響を把握し、改善に向けた環境目的・目標を定め、計画を運用し、見直しを行い、環境マネジメントシステムの継続的改善に努めます。
  4. 事業活動における省エネルギー、省資源、廃棄物の削減・リサイクルに努めます。
  5. 環境教育を通じて、プラスで働く仲間の環境保全マインドの意識高揚に努めます。
  6. この環境方針はプラスで働く仲間・プラスとともに働く人々に開示されるとともに、一般の人々も入手可能となるよう努めます。

気候変動への取り組み

「プラスグループ環境理念・環境方針」のもと、事業活動による環境影響を把握し、循環型社会への取り組みを行うとともに、さまざまな環境保全活動に取り組んでいます。

温室効果ガス(GHG)排出量削減に向けて

温室効果ガス(GHG)排出量の削減目標

プラスグループは、脱炭素社会の実現に向けて温室効果ガス(GHG)排出削減目標を策定しています。2024年度を基準年とし、2030年度までにScope1および2の排出量を42.0%削減(絶対値)、また同期間内にScope3においても25.0%削減(絶対値)することを目指します。
これらの目標達成に向け、太陽光発電設備の自社導入や再生可能エネルギーへの切り替え、さらには高効率な省エネルギー設備への更新を積極的に進め、気候変動対策への取り組みをさらに加速させていきます。

温室効果ガス(GHG)排出量算定範囲の拡大

プラスグループは、2019年度よりステーショナリー事業分野(プラス株式会社3工場、連結子会社国内工場2社および連結子会社海外工場3社)のScope1、2のGHG排出量の算定を開始しました。2020年度にはScope3の算定も行い、算定範囲については新たにファニチャー事業分野(プラス株式会社 前橋工場)も加え、拡充しました。2023年度は、プラス株式会社本体およびジョインテックス事業分野を算定範囲に加え、当社のScope1、2、3の算定を終えています。さらに2024年度には、アストラムグループ、日本ノート株式会社、セーラー万年筆株式会社を加えており、今後も算定範囲を拡大していきます。

Scope1、2排出量推移

単位:t-CO2

 2023年度2024年度2025年度2024年度2026年度
 実績実績実績対比目標
Scope13,3473,9164,298110%3,800
Scope217,44828,17326,07393%23,800
20,79532,08930,37195%27,600

Scope3のカテゴリー別排出量割合

2025年度のScope3排出量の内訳は、カテゴリー1「購入した製品・サービス」が最も多く、Scope3全体の70%を占めています。

2025年度 Scope3排出量 542,964t-CO2 カテゴリー1「購入した製品・サービス」が70%を占める

循環型社会の実現に向けて

プラスグループは、「循環型社会」の実現に向けて、従来から進めてきた3R(Reduce、Reuse、Recycle)に加え、重複行為をなくし、ビジネスを合理的かつシンプルに再構築するRestructureに取り組んでいます。

3R(Reduce、Reuse、Recycle)に加えて1R(Restructure)に取り組む

CO2排出量削減の取り組み

デコ活の推進

2025年、プラスグループは、環境省が推進する「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」(通称:デコ活)の主旨に賛同し、社会全体の脱炭素化を後押しする取り組みを推し進めています。

  • 環境省が、脱炭素に向けた国民・消費者の行動変容、ライフスタイル転換を強力に後押しすることを目的に推進する国民運動。「デコ活」は、脱炭素(Decarbonization)と環境に良い(Eco)を含む"デコ"と活動・生活を組み合わせた造語

デコ活 ロゴ

「デコ活宣言」の実施

プラス株式会社と一夢堂株式会社は、2025年に「デコ活宣言」を行いました。本宣言は、2050年カーボンニュートラルおよび2030年度削減目標の実現に向けて、企業として脱炭素につながる暮らしを自ら実践することや、それを後押しする製品・サービス・取り組みを展開することを対外的に表明するものです。

関連リンク

「ライトオフデー」の実施

プラスグループでは、一斉に19時までの退社・消灯を行う「ライトオフデー」を毎年設けています。本活動は、環境省が2003年に開始した「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を継承・発展したものです。2025年度には、これまで年1回の実施から年4回(夏季・冬季に各2回)へ拡大し、本社・虎ノ門オフィスを含む計28拠点において一斉退社・消灯に取り組み、省エネルギーの推進およびCO2排出量の削減に努めています。

ライトオフデー ポスター

「プラス・マイナス1℃運動」の実施

プラスグループは、「プラス・マイナス1℃運動」と題して、オフィス内の室温設定を通常から1℃変更し、エアコン使用によるエネルギー消費やCO2排出を抑制する取り組みを続けています。2025年度は、6月から9月までの室温を通常設定の25℃から26℃へ、2025年11月から2026年3月までの室温を24℃から23℃へ変更しました。

「MOKURAL」プロジェクトにおける取り組み

2022年1月、プラス株式会社 ファニチャーカンパニーは、木材循環システムの構築によるカーボンニュートラル実現を目指し、木材活用プロジェクト「MOKURAL(モクラル)」を立ち上げました。
このプロジェクトでは、国内の放置された人工林において、老齢化してCO2吸収能力が低下した針葉樹を適切に伐採し、オフィス家具の資材として活用。伐採した箇所にCO2吸収能力の高い若木を植林することで、低炭素社会の実現と森林の健全化への貢献を目指しています。国産材を利用することで、輸入材と比べて輸送距離を大幅に短縮できるため、物流段階でのCO2排出量の削減にも貢献します。

「MOKURAL」プロジェクト ロゴ

既存オフィス家具の国産材化推進

「MOKURAL」プロジェクトでは、既存のオフィス家具製品についても原材料を国産材化するプロジェクトを新たにスタートさせました。既存製品をベースとすることで、迅速な開発が可能となるほか、他のプラス製品とのコーディネート性を確保しやすくなると考えています。
2026年1月には、その第1弾として、フリーアドレスデスク「minimo lots 国産材モデル」を発売しています。シンプルでナチュラルな意匠性やスリムな設計、使いやすいスクエア天板などの機能性はそのままに、芯材に国産スギ材を採用。表面にメラミン樹脂化粧板を使用することで強度を確保しました。持続可能な社会の実現に貢献する製品として、オフィスのさまざまなシーンで活躍します。今後もラインアップの拡充を予定しています。

カーボンフットプリントの算定・活用推進

プラス株式会社は、製品ライフサイクル全体での環境負荷低減を重要な経営課題と位置付け、資源調達から製造、使用、廃棄に至るまでの各工程でCO2排出量の削減に取り組むとともに、製品カーボンフットプリント(CFP)の算定を積極的に推進し、その算定結果を製品開発やサービス提供に活用することで、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。

文具・事務用品のCFP算定および表示に関する業界ルールを策定(プラス株式会社 ステーショナリーカンパニー)

プラス株式会社ステーショナリーカンパニーは、一般社団法人全日本文具協会の会員として、同協会サステナビリティ推進委員会のCFP算定ワーキンググループのリーダーを務めています。経済産業省の支援を受け、2024年3月に「文具・事務用品 CFP製品別算定ルール」を策定(2026年3月改訂)するとともに、環境省の支援のもと、2025年2月に「文具・事務用品 CFP製品別表示ルール」を策定しました。

新たな開発品のCFP算定・評価を実施(プラス株式会社 ファニチャーカンパニー)

プラス株式会社ファニチャーカンパニーは、国内森林資源の循環利用や地域林業の活性化に寄与し、環境・社会の双方に価値をもたらすことを目指し、フリーアドレスデスク「minimo lots」の新モデルとして、国産材を主要素材として活用した「minimo lots 国産材モデル」を開発しました。
本モデルのCFPを算定した結果、国産材モデルは従来モデルと比較して、製品1台あたりのCO2排出量を約18%削減できることが確認できました。さらに天板の規格で比較した場合には、約35%の削減効果が認められました。この削減は、従来モデルでは天板基材として材料製造工程におけるCO2排出量などの環境負荷が大きいMDFやパーティクルボードを使用していたのに対し、国産材モデルではより環境負荷の小さい国産スギの集成材を採用したことによるものです。さらに、製品の軽量化に伴い、輸送工程や廃棄工程におけるCO2排出量も削減できたことなど、複数の要因が相乗的に作用した結果でもあります。
今後も、CFPを活用した製品設計の最適化を通じて、CO2排出量の削減をはじめとする環境負荷のさらなる低減に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

  • H720片面タイプ W3600サイズで比較した場合のCO2排出量。AIST-IDEA Ver2.3を使用。

社用車での電気自動車・ハイブリッド車の導入

プラスグループは事業に使用する車両についても、電動化をはじめとする脱炭素化への取り組みを推進しています。持続可能な社会の実現に向けて、エネルギー効率の向上と次世代エネルギーの活用を進め、環境配慮型の事業運営体制の構築に努めています。

社用車のハイブリッド車(HV)への切り替え

プラス株式会社では社用車のハイブリッド車(HV)への切り替えを計画的に推進しており、車両更新時には環境性能の高いHV車を優先的に導入しています。その結果、HV化率は着実に向上し、2025年度は72.30%となりました。
今後はHV化率100%を目指し、燃料使用量の抑制およびCO2排出量の削減に貢献していきます。

小型EVトラックの導入

プラス カーゴサービス株式会社は、荷主企業の都内直営店や法人取引先への配送で、環境負荷の少ない次世代自動車である小型EVトラックを導入しました。これにより貨物配送におけるCO2排出量削減を実現したほか、動力源を軽油から電気エネルギーへ転換したことで、SOX・NOXなどの有害物質の排出量を抑制できるという成果も出ています。

水素発電ドレージヘッド車の指定

普楽士文具(上海)有限公司では社用車として電気自動車(EV)を導入するほか、輸出入貨物ドレージについて、水素発電ドレージヘッド車を使用するよう指定しています。今後は、大型の低公害車両の導入をさらに推進し、CO2排出量の削減も進めていきます。

  • 輸送コンテナをトラックで最終目的地まで輸送すること

輸送ネットワーク最適化

国産木材の活用による輸送距離の短縮

プラス株式会社 ファニチャーカンパニーは、温室効果ガス(GHG)排出量削減の推進と資源の循環利用促進に向けて、LCA(ライフサイクルアセスメント)の視点で、家具製品の原料調達から廃棄までのプロセスにおけるGHG排出量算定を進めています。
「MOKURAL(モクラル)」プロジェクトでは、国産木材を活用することで、日本の山の健全化に寄与するとともに、輸送距離の短縮による物流時のCO2排出量を低減することを目指しています。第1弾として2023年2月に発売した「Vicenda(ヴィチェンダ)」は、福岡県大川市の国産木材を使用したシリーズで、輸送時のCO2排出量を、外国産(カナダ)材を使用した場合に比べて約57%削減することができました。

国産木材(福岡県)の場合と海外産木材(カナダ)の場合の輸送ルート
福岡県の国産木材を使用した場合、輸送時のCO2排出量を外国産(カナダ)材を使用した場合に比べて約57%削減

フェリー輸送への切り替え(モーダルシフト)

プラス株式会社 ファニチャーカンパニーは、2024年度よりプラス ロジスティクス株式会社と協働し、関西から九州への輸送の一部においてモーダルシフトを実施しています。従来はトラックによる陸上輸送を行っていましたが、その一部区間をフェリー輸送へ転換することにより、1運行あたり892kg-CO2の排出量削減(従来比68%削減)を実現し、年間328t-CO2の排出削減につながっています。また、フェリー輸送はトラックドライバーが車両とともに乗船するため、航行中にドライバーの休憩時間を確保することができ、ドライバーの労働環境改善にも貢献しています。

従来の陸送だけの輸送経路と海上輸送を併用した輸送経路の比較
海上輸送を併用した場合、1運行で68%削減

鉄道コンテナ輸送の活用

プラス株式会社 ファニチャーカンパニーは、2026年1月7日から2月19日にかけて全国8会場で開催した販売店向け体験型イベント「PLUS FURNITURE TOUR」において、会場間で発生する什器輸送の一部区間を、トラック輸送から鉄道コンテナ輸送へ切り替えました。これにより、過年度との比較で約650kg-CO2の温室効果ガス排出量を削減しました。今後も、イベント運営や製品流通をはじめとする事業活動全般において輸送手段の最適化を推進し、環境負荷のさらなる低減に取り組んでいきます。

恵比寿、名古屋、大阪、広島、福岡の移動を鉄道コンテナ輸送へ切り替え

輸送距離の短縮

PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD.は、原材料の輸送において、工場への輸送距離が最も近い樹脂供給業者を選択することで、温室効果ガス排出量を削減しています。2025年度は2種類の原材料の輸送距離を短縮し、55t-CO2の排出削減につながりました。

PP樹脂における輸送詳細

供給業者国(省)PVIまでの距離輸送手段
旧供給業者 タイ 190km(陸路)
1,000マイル(海路)
40フィートコンテナ・船
新供給業者 ベトナム(タインホア省) 1,400km 40フィートコンテナ
ベトナム(ドンナイ省) 33km 40フィートコンテナ

コンパウンド樹脂における輸送詳細

供給業者国(省)PVIまでの距離輸送手段
旧供給業者ベトナム(ビンズオン省)70km5tトラック
新供給業者ベトナム(ドンナイ省)6.6km5tトラック

廃棄プロセス解析による分別廃棄

プラス株式会社 ファニチャーカンパニーは、資源の枯渇を防ぎ、CO2排出量の削減を目指して、マテリアルリサイクルの促進と分別廃棄が可能な製品設計に取り組んでいます。2024年12月には、株式会社ナカダイホールディングスと協力して使用済み製品の廃棄プロセスを解析する実証実験を実施し、これを通じてCO2排出量の削減に寄与する方法を探りました。
実験の結果、「MARU」国産材モデルは15%、「Rena」チェアは94%の割合でマテリアルリサイクルが可能であることが明らかになりました。「MARU」国産材モデルのリサイクル率が低い理由として、「大部分を占める天板が合板であり、多くがサーマルリサイクルに回される」ことが挙げられます。一方、「Rena」チェアは94%と高いリサイクル率を達成しましたが、一部の部材については「プラスチック素材にグリスが多く付着しているため、リサイクルが難しい」との指摘があり、さらなる改善が求められています。
今後は、こうした取り組みから得られた貴重な知見を製品開発に活かし、現状に甘んじることなく、さらなる高いリサイクル目標を設定することで、製品のライフサイクル全体にわたってCO2排出量を削減していきます。この取り組みにより、分別廃棄を促進し、持続可能な未来を築くための貢献を続けていきます。

「MARU」国産材モデルでは15%、「Rena」チェアでは94%のマテリアルリサイクルが可能

工場・物流拠点における取り組み

プラス株式会社は、脱炭素社会の実現のため、オフィス・工場等の省エネルギー活動の推進をはじめとした地球温暖化の抑制に関する取り組みを行い、省エネ優良事業者Sランクに認定されました。

太陽光パネルの導入

プラスグループでは事業活動に伴う温室効果ガス(GHG)排出量の削減を目的として、工場に太陽光パネルを設置しています。再生可能エネルギーの活用を拡大することで、エネルギー起源CO2排出量の削減と脱炭素社会の実現に貢献しています。

工場内に発電所を開設(プラス株式会社 前橋工場)

プラス株式会社 前橋工場では、2013年11月、デスクやキャビネットなどを生産する金属製家具工場のセンターファクトリーの屋根に太陽光パネルを設置し、「プラス前橋工場発電所」を開設しました。発電出力は500kWで、2025年度の年間発電量は605,474kWh(前年度比115%)、CO2排出削減量は年間274t-CO2となりました。発電電力は東京電力へ全量売電しています。

  • 環境省Webサイト令和7年度提出用のCO2排出係数(0.000452t-CO2/kWh)にて算出

太陽光パネルの導入(前橋)

 年間発電量前年度比CO2排出削減量
2022年543,565kWh106.9%243t-CO2
2023年632,864kWh116.4%247t-CO2
2024年526,614kWh83.2%227t-CO2
2025年605,474kWh115%274t-CO2
  • 一部期間において電力を変換するパワーコンディショナーが故障したため減少。

施設の屋根に太陽光発電パネルと計器類を設置(プラス株式会社 寄居工場)

プラス株式会社 寄居工場では、入居する施設の屋根に太陽光パネルを設置しています。あわせて日々の発電電力量と使用量や日差しの強さを表示する計器も設置するなど、省エネルギー活動を徹底しています。

工場屋根に太陽光パネルを設置(普楽士文具(上海)有限公司)

普楽士文具(上海)有限公司 上海工場では、2023年に工場屋根に太陽光パネルを設置しました。工場が所在する開発区では太陽光発電設備の導入が進められており、これに伴い設置されたものです。再生可能エネルギー由来の電力が活用され、エネルギー起源CO2排出量の削減と脱炭素社会の実現につながっています。

工場外部照明に太陽光発電を活用したLED街路灯を設置(PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD.)

PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD. ビエンホア工場では、2025年に工場外部照明へソーラーLED街路灯を導入しました。昼間にソーラーパネルで発電した電力を内蔵バッテリーに蓄電し、夜間のLED照明に使用しています。これによる2025年度の年間消費電力削減量は49,171 kWh、CO2排出削減量は32.4t-CO2となりました。

グリーン電力への切り替え

再生可能な電力を調達(プラス株式会社 前橋工場)

プラス株式会社 前橋工場では、2025年3月、電力由来の温室効果ガス排出を削減することを目的に電力会社の契約を変更し、再生可能エネルギーの調達を開始しました。これにより、電力由来のCO2排出量を実質ゼロ化しました。

排熱利用

排熱を暖房利用(プラス株式会社 前橋工場)

プラス株式会社 前橋工場では、試作品の研究やお客様からのカスタムオーダーに応えるための工房を備えた木製家具工場アトリエファクトリーにおいて、工場内の大型集じん機からの排熱や、製品加工の段階で排出される温かい空気を、工場内の空調(暖房)に循環利用しています。

排熱を活用した空調の最適化(プラス株式会社 寄居工場)

プラス株式会社 寄居工場では、コンプレッサーからの排熱について、冬期は工場内のダクトを通じて室内に留めて暖房として循環利用し、外部からのエネルギー投入を抑えながら、効率的な室内環境の維持を実現しています。

トップライト方式

採光窓を設置(プラス株式会社 前橋工場)

プラス株式会社 前橋工場のアトリエファクトリーでは、工場天井の要所に大きな採光窓を設置し、日中は太陽光を照明として活用しています。屋根面の開口部を活用するこのトップライト方式では、壁面に設置された窓と比較して、約3倍の採光が期待できます。特に工場のような奥行きの深い建物では、壁面開口部からの光は中央部まで届かないため、非常に効果的です。

天井照明の高さを最適化(PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD.)

PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD. ヌンチャク工場では、LEDチューブライトの高さを4mから2.5mに下げることで、照明レベルを維持しながらライトの数量を削減しています。これによる2025年度の年間消費電力削減量は4,272kWh、CO2排出削減量は2.8t-CO2となりました。

 電力削減量CO2排出削減量
2024年3,627kWh2.3t-CO2
2025年4,272kWh(前年度比117.8%)2.8t-CO2

断熱屋根の利用

断熱材の活用で空調設備を省エネルギー化(プラス株式会社 前橋工場)

プラス株式会社 前橋工場のアトリエファクトリーでは、空調設備の省エネルギー化のため、断熱材を敷き詰めています。これにより外からの暑さ・寒さの影響を受けにくくなり、暖・冷房機器に使用する電気、ガス、石油などのエネルギー消費の抑制につながっています。

断熱材の適用

機器の断熱により電力消費量を削減(PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD.)

PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD. ヌンチャク工場では、インフレーション成形機・厚物押出機のT-ダイス※1および射出成形機※2のスクリュー部分に断熱材を適用することにより、電力消費量とCO2排出量を削減しています。断熱により機器からの放熱を抑制することで、加熱効率が向上するとともに、周辺環境への熱の放出を抑えることで空調負荷の低減にもつながっています。これによる2025年度の年間消費電力削減量は7,368kWh、CO2排出削減量は4.9t-CO2となりました。

  • ※1

    フィルム製造に使用される金型

  • ※2

    熱で溶かしたプラスチックを金型に流し入れ成形する機械

 電力削減量CO2排出削減量
2024年7,280kWh5.5t-CO2
2025年7,368kWh(前年度比101.2%)4.9t-CO2
排気パイプなどの断熱により省エネルギー・省CO2を実現(汕頭普楽士儀器有限公司)

汕頭普楽士儀器有限公司 汕頭工場では、空圧機・乾燥機の排気パイプ、射出成形機のスクリュー部分、シュリンク梱包機※1の機械カバー部・排気パイプ、袋止め機械の加熱箇所、UV印刷機械※2のIR加熱部分※3・排気パイプに断熱材を適用しています。これにより、機器各部からの熱の放散を抑制し、エネルギー損失を低減することができ、電力消費量とCO2排出量の削減につながっています。

射出成形機のスクリュー部分
UV印刷機械

扇風機・サーキュレーターの併用による空調使用の抑制

夏季の空調利用を効率化(プラス ロジスティクス株式会社)

プラス ロジスティクス株式会社の関東事業所(関東物流センター、所沢文具センター、ジョインテックス東日本センター)をはじめとした各拠点では、夏(7月~9月頃)の空調使用を抑えるため、事務所やセンター内、通路などに扇風機・サーキュレーターを配置し、空調効率を上げることで電力消費量とCO2排出量の削減に取り組んでいます。これにより空気の循環が促され、作業環境の改善にもつながっています。あわせて、庫内作業に従事するスタッフ向けにネッククーラーを導入するなど、熱中症対策を実施し、社員の健康と安全に配慮した労働環境づくりにも努めています。

電力量計の設置

工場内の電力使用状況を可視化(PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD.)

PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD. ビエンホア工場およびヌンチャク工場では、ISO50001認証を取得し、エネルギーマネジメントを推進しています。工場内の電力使用状況を把握するため、各電気ボックスに電力量計を設置し、製造設備や照明設備の電力使用状況を可視化することで、電気使用効率の改善に取り組んでいます。

自動タイマー設置

排水管システムの余分な稼働を抑止(PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD.)

PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD. ヌンチャク工場では、ハサミ製造において、休憩時間中に自動で排水を停止するタイマー装置を導入することにより、排水管システムが連続運転されることを防いでいます。これによる2025年度の年間消費電力削減量は13,089kWh、CO2排出削減量は8.6t-CO2となりました。

 電力削減量CO2排出削減量
2024年24,837kWh16.9t-CO2
2025年13,089kWh(前年度比52.7%)8.6t-CO2
  • 生産数量の約20%減少およびベトナム政府が公表した排出係数の変更により減少。

LED照明への切り替え

工場照明にLEDを導入(セーラー万年筆株式会社)

セーラー万年筆株式会社 広島工場では、2024年に約500カ所の照明を蛍光灯からLEDへ切り替え、2025年度の年間消費電力削減量は181,115 kWh、CO2排出削減量は182 t-CO2となりました。また、青梅工場においてもLED化を進めており、現在95%まで切り替えが完了しています。

蛍光灯・高圧電球をLEDに切り替え(PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD.)

PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD. ビエンホア工場では、2025年に工場内すべての蛍光灯および高圧電球の80%をLED照明へ切り替え、2025年度の年間消費電力削減量は5,088kWh、CO2排出削減量は3.3t-CO2となりました。

環境負荷の少ない作業工程・設備への切り替え

作業方式の見直しと環境配慮型機器の導入を推進(PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD.)

PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD. ビエンホア工場では2025年、印刷部の乾燥工程を、コンプレッサー※1を使用した圧縮空気方式から、ファンによる送風方式へ変更。2025年度の年間消費電力量削減量は212,518kWh、CO2排出削減量は140t-CO2となりました。また、老朽化した8台の油圧機械と1台の電気機械を、環境負荷の少ない5台の電気機械へ切り替え、2025年度の年間消費電力削減量は101,421 kWh、CO2排出削減量は66.9t-CO2となりました。
ヌンチャク工場では、2025年に老朽化した2台のIPP(水冷式インフレーションポリプロピレン)フィルム※2製造機を、環境負荷の少ない新規1台へ切り替え、2025年度の年間消費電力削減量は38,614 kWh、CO2排出削減量は25.4t-CO2となりました。

  • ※1

    コンプレッサー:空気を圧縮して圧縮空気を作る装置。電力消費が大きい設備の一つ

  • ※2

    コンプレッサーチューブ型に水冷インフレーション成形したポリプロピレンフィルム

ファン
新規のIPPフィルム製造機
高効率機器の導入(汕頭普楽士儀器有限公司)

汕頭普楽士儀器有限公司 汕頭工場では2025年、プレス加工工程を、のこぎりカット設備とプレス設備による2工程方式から、レーザー加工機の導入による1工程方式へ変更しました。これにより設備稼働時間を削減。年間消費電力を約37,000kWh、CO2排出量を約30t-CO2削減できる見込みです。