資源の循環利用を促進するモノ・サービス・仕組みの開発
有限な資源を効率的に活用するため、省資源設計の推進、端材等の残材や使用後の商品の利活用により、原料や廃棄物を削減しつつ、再資源化を見据えた商品づくりを促進します。素材・設計、再生技術の観点で研究を深めながら、新たな仕組みやサービスを提案します。
サーキュラーエコノミーに向けた新たな取り組み
プラスチック使用量削減の取り組み
経済産業省「認定プラスチック使用製品」認定を文具業界で初取得※1
プラス株式会社は、2026年2月、経済産業省が定める「認定プラスチック使用製品(大臣認定基準)」の認定を文具業界で初めて取得した「軽量クリアーファイル」および「軽量クリアーホルダー」を発売しました。
本認定は、経済産業省が所管する制度であり、プラスチック資源循環促進法※2に基づき策定されたプラスチック使用製品設計指針※3に則した製品のうち、特に優れた設計※4の製品を主務大臣(経済産業大臣)が認定するものです。資源循環の高度化を目指す国の方針のもと、製品設計段階からの環境負荷低減を評価する制度として位置付けられています。
今回認定を取得した4製品は、本体・包装においてプラスチックの使用量を当社従来品と比較して20%以上削減したほか、再生プラスチックの使用、使用しているプラスチック種類の単一素材化、プラスチック種類の本体表示、再生利用を阻害する複合材や添加剤等の不使用などに取り組み、プラスチック使用量の削減と再資源化への配慮を両立した製品設計が高く評価されました。この結果、各項目で認定基準を満たしました。
また、グリーン購入法※5にも適合しており、優先的に調達を推進しなくてはいけないとされる、より高い環境性能を示すものである「基準値1」の適合製品となります。
書類の保管をはじめ、回覧や配布、郵送などさまざまな場面で使用されるファイル製品を、より環境に配慮した新設計にすることで、プラスチックにおける資源循環の実現に貢献していきます。
- ※1
経済産業省Webサイトによる https://www.meti.go.jp/press/2025/02/20260210002/20260210002.html
- ※2
正式名称:プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律
- ※3
https://plastic-circulation.env.go.jp/wp-content/themes/plastic/assets/pdf/kokuji_002.pdf
- ※4
https://plastic-circulation.env.go.jp/wp-content/themes/plastic/assets/pdf/02_文具.pdf
- ※5
正式名称:国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律


出荷梱包形態の見直し
プラス株式会社 所沢工場では2020年に、プラスチック使用量の削減に向けて、出荷時の梱包資材の見直しを実施しました。
同工場では従来、製品出荷時には気泡緩衝材(プラスチック製)を使用した緩衝材封筒を採用していましたが、輸送手段に合わせて梱包形態を見直し、さらに封筒での輸送は緩衝材を紙製ネットに切り替えました。緩衝材を気泡緩衝材から紙製ネットへ変更したことで、プラスチック使用量の大幅な削減が実現。2021年までの累計で、約1,400kgのプラスチック資源を削減することができました。
今後も梱包資材をはじめとする各種資材の環境配慮型への転換を推進し、持続可能な事業活動の実現に努めていきます。


プラスチック使用原料の削減
PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD.では、製造工程でのプラスチック使用原料の削減を図っています。同社のビエンホア工場では、製品成形時に発生する樹脂の端材を粉砕し、原材料として再利用しているほか、ヌンチャク工場では、ポリプロピレンシートのロール交換時に発生する無駄の削減にも取り組んでいます。
樹脂再利用量
| ビエンホア工場 | ヌンチャク工場 | |
|---|---|---|
| 2022年 | 1,707tのうち、約297tを再利用(17%) | 4,426tのうち、約300tを再利用(7%) |
| 2023年 | 1,477tのうち、約466tを再利用(32%) | 9,410tのうち、約719tを再利用(7%) |
| 2024年 | 897.2tのうち、約272.3tを再利用(30%) | 9,442tのうち、約795tを再利用(8%) |
| 2025年 | 810tのうち、約333tを再利用(41%) | 9,546tのうち、約825tを再利用(9%) |
製品の仕様見直しによるプラスチック使用量の削減
PLUS Corporation of Americaは、2026年、「修正テープMini WH-504 20pc Pack」において、製品仕様の見直しを行いました。従来は修正テープに保護用のプラスチック製キャップを付属していましたが、キャップを付けない仕様へ変更しました。
紙パッケージ化の推進
リサイクル可能な紙パッケージを採用(アストラム株式会社)
アストラム株式会社は2025年9月から、ゲルインキボールペン「エナージェル」の欧州向けリフィルについて、従来のプラスチック製パッケージから紙素材100%のリサイクル可能なパッケージへ切り替えました。リフィル交換により本体廃棄を抑制できる特長を持つエナージェルにおいて、包材にも脱プラスチックおよびリサイクル可能なものを求める声があったことを受けたものです。
この切り替えにより、エナージェルリフィル包装におけるプラスチック使用量を年間約40%削減できる見込みです。環境規制が進む欧州から導入を開始し、今後は日本および他地域への展開も検討しています。

ブリスターパック仕様のパッケージを紙箱パッケージに切り替え(台湾普樂士股份有限公司)
台湾普樂士股份有限公司は2021年、修正テープWhiper MRシリーズの定番である5SKUについて、ブリスターパック※仕様だったパッケージを紙箱パッケージに切り替えました。この取り組みにより、2025年度の年間の推計で、約1.7tのプラスチック使用量削減につながりました。
- ※
ブリスターパック:透明なプラスチック素材で製品を固定し、台紙と一体化させた包装形態のこと。
ブリスターパック仕様のパッケージを紙箱パッケージに切り替え(PLUS Corporation of America)
PLUS Corporation of Americaでは、2018年以降、ブリスターパック仕様のパッケージについて、紙箱パッケージへの切り替えを進めています。既存製品の個装について順次紙箱化を進めるとともに、新製品についても積極的に紙箱パッケージを採用しています。
水資源のリサイクル
雨水の有効利用
PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD. ヌンチャク工場では5~10月の雨季に雨水を貯水タンクに集め、各種製造設備の冷却水として利用しています。
有効利用量
単位:m3
| 2020年度 | 2021年度※1 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度※2 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 雨水の有効活用量 | 1,793 | 861 | 1,952 | 127 | 833 | 249 |
| 前年度比 | 48.0% | 226.7% | 6.5% | 655.9% | 29.9% |
- ※1
所在するドンナイ省における新型コロナウイルス感染症拡大による都市封鎖措置、および省内の事業活動を一時停止する指示が出たことを受け、工場の操業を一時停止したため減少。
- ※2
雨量の減少およびシステムの修理・メンテナンス期間中一時的に雨水の利用ができなかったことから減少。
冷却水の再利用
PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD.(以下、PVI)ヌンチャク工場ではIPP(水冷式インフレーションポリプロピレン)フィルム※製造機で使用する冷却用の水を繰り返し再使用しています。また、アストラム株式会社 茨城工場では消しゴム・クレヨン成型工程、同社の吉川工場では替え芯の成型工程で使用する冷却用水について、同様に繰り返し使用しています。
- ※
チューブ型に成型したポリプロピレンフィルム。押出成型によって加熱・溶融・混練された樹脂を金型から押出し、空気を吹き込んで膨らませることでチューブ状に成型し、水で冷却して製造される(水冷インフレーション成型)。この冷却工程で大量の水が必要

再利用量(PVI)
単位:m3
| 2020年度 | 2021年度※ | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 冷却水の再利用量 | 15,730 | 8,692 | 12,341 | 9,951 | 10,471 | 10,438 |
| 前年度比 | 55.3% | 142.0% | 80.6% | 105.2% | 99.7% |
- ※
所在するドンナイ省における新型コロナウイルス感染症拡大による都市封鎖措置、および省内の事業活動を一時停止する指示が出たことを受け、工場の操業を一時停止したため減少。

マテリアルリサイクルの推進
大型集塵機の木屑利用
プラス株式会社 前橋工場のアトリエファクトリーでは、加工の段階で排出される大量の木屑を工場内のダクトで集塵機に集め、「空気」と「木屑」に分別、この「空気」を浄化し、工場内の空調(暖房)に循環利用しています。また「木屑」は固形燃料RPF※の材料としてリサイクルしており、ボイラーをたくさん使う製紙会社などで用途が広がっています。
- ※
Refuse paper and plastic fuelの略称。産業系廃棄物のうち、マテリアルリサイクルが困難な古紙や廃プラスチック類を主原料とし、これらを溶融固化した製品で、重油の代替燃料
廃棄パレットのリサイクル
プラス株式会社 前橋工場では、使用済みの木製パレットを産業廃棄物処理・資源循環事業を行う業者に引き渡し、適正に処理・リサイクルすることで資源循環の推進に取り組んでいます。
現在当社で使用しているパレットには、配送や受け取りに使用する通いパレット、部品保管用パレット、製品搬送用の物流パレットなど複数の種類があり、このうち物流パレットについては、可能な限りマテリアルリサイクルを実施し、原材料として再資源化しています。一方、一般的な木製廃棄パレットは業者への引き渡し後、100%サーマルリサイクルされています。用途や状態に応じて最適なリサイクル方法を選択することで、廃棄物の削減と資源の有効活用を両立しています。
パートナー企業との共創
紙コップリサイクル
プラス株式会社は、2023年1月より、三井物産パッケージング株式会社が実施している紙コップリサイクルの取り組みに参画しています。2025年度は、従来の虎ノ門オフィスに加え、恵比寿オフィスおよび前橋工場へと対象を拡げ、取り組みを強化しています。本取り組みは、従来焼却処分されていた紙コップをトイレットロールの原料として活用することで、資源循環の促進およびCO2排出量の削減を目指します。リサイクルの流れとしては、まずオフィス内に紙コップ回収専用ボックスを設置し、社員は使用済みの紙コップを水でゆすいだ後ボックスに入れます。そのボックスをヤマト運輸株式会社が回収、静岡県富士市のコアレックス信栄株式会社に運んでいただいた後、トイレットロール原料にリサイクルされます。当社は本取り組みに参画することにより、有限な資源を効率的に活用するための仕組みづくりに貢献していきます。


紙コップ回収からリサイクルまでの流れ
循環型トータルリサイクルシステムの推進
「MRS(マテリアルリバースシステム)」の推進
プラス ロジスティクス株式会社およびプラス株式会社は、中古家具の回収・再利用・再資源化を一括管理し、廃棄コストの削減と環境負荷の軽減を実現する、中古オフィス家具の循環型トータルリサイクルシステム「MRS」を運営しています。お客様のオフィス移転やリニューアルに伴って発生する、デスク・チェア・キャビネットなどの古いオフィス家具を預かり、リユース可能な商品は、週1回開催するオークションでリサイクルショップ向けに販売。不要家具を効率的に市場に再流通させています。また、オークションで落札されなかった商品や著しい損傷でリユースできない商品は、業務提携先によるマテリアルリサイクルなどで適正に処理しています。「MRS」によるリサイクル率は99%※1以上を実現しており、オフィス家具を環境に配慮しながら処分できる仕組みとして、これまで数多くの企業に採用いただいています。
今後は家具・家電に限らずさまざまな物品を回収し、オークション対象としていくことで、さらに高付加価値な循環型トータルリサイクルシステムの確立を目指します。例えば、2025年6月に開催した家具見本市「オルガテック東京2025」では、展示会終了後のブースのリユースとリサイクルを行い、リサイクル率は100%を達成しています※2。今後もサステナビリティの観点から、素材選定・制作・廃棄の工程において環境負荷軽減を実現するブースづくり、および製品開発を行っていきます。
- ※1
北海道や九州等の一部のエリアを除く。マテリアルリサイクルとサーマルリサイクルの合計値として算出。
- ※2
内訳は、サーマルリサイクル60%、マテリアルリサイクル0.7%、焼却後リサイクル処理39.2%。
MRSの流れ
展示ブースのリサイクル
プラス株式会社 ファニチャーカンパニーは、2025年6月3日(火)から5日(木)に東京ビッグサイトで開催された「オルガテック東京2025」に出展しました。昨年同様「my イゴコチメイキング」を展示コンセプトとし、来訪者に自分にとってぴったりの“イゴコチ”を見つけ出していただくためのさまざまな体験コンテンツを展開。展示ブースの内容と、コンセプトが反映された意匠性の高いブースづくりなどが評価され、「ORGATEC TOKYO Awards」の「準グランプリ」を2年連続で受賞することができました。一方で、昨今、サステナビリティの観点から、イベント会期中という短期間のためにブースを制作・廃棄してしまうことの是非が問われ続けています。そこで2023年度から展示ブースのリユースおよびリサイクルをスタートしました。
2025年度は、サーマルリサイクル60%、マテリアルリサイクル0.7%、焼却後リサイクル処理39.2%となり※、昨年に引き続きリサイクル率100%を達成しました。ブース構造物を解体・分別せずにすべて単純焼却した場合、CO2排出量は7,592kg-CO2となりますが、2025年度の廃棄によるCO2排出量は2,977kg-CO2と、約60%のCO2排出量削減を達成しました。
今後もサステナビリティの観点から、素材選定から制作、廃棄に至るまですべての工程において環境負荷低減を実現するブースづくりに努めていきます。
- ※
小数点第二位以下を四捨五入しています。

展示会終了後のブースのゆくえ
-
①ブースを解体し、各部材ごとに大まかに仕分けを行います。


-
②解体後、部材ごとに分けてトラックへ積み込みます。
-
③素材ごとに、異なる方法でリサイクルを行います。
木製造作物は、粉砕機で木質チップとしサーマルリサイクル
金属(ブース内の支柱)は、再生金属の原料としてマテリアルリサイクル
関連リンク
「オルガテック2025」展示ブースリサイクルレポート環境配慮商品の開発
CO2排出量削減・プラスチック削減を目的とした環境配慮商品
プラスグループは持続可能な社会の実現を目指し、商品の環境対応を積極的に進めています。
本ページの環境情報は、日本の法令および表示のガイドラインに基づき、当社が自己宣言するために記載したものです。
日本以外の法令においては、必ずしも環境性能を主張するものではありません。
間伐材を使用したファイル「間伐材 背幅伸縮フラット セノバス」「 間伐材 フラットファイル」「間伐材 個別フォルダー」
プラス株式会社は2012年から、間伐材を使った紙製ファイル「間伐材 背幅伸縮フラット セノバス」「間伐材 フラットファイル」「間伐材個別フォルダー」を販売しています。いずれも原紙に国産の間伐材パルプを使用(20%)した製品で、「間伐材マーク※1」「エコマーク※2」の表示対象となり、「グリーン購入法適合商品」にも認定されています。人工林の適切な管理の結果生じる間伐材の用途を確保することで、国内林業を守り、日本の森林を健全に維持することに貢献しています。
- ※1
間伐や間伐材利用の重要性等をPRし、間伐材製品の利用・促進を図ることを目的とし、林野庁推進のもとに制定されたマーク
- ※2
公益財団法人日本環境協会 エコマーク事務局が、生産から廃棄にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認めた商品に与えられる環境ラベル
紙素材を活用した紙修正テープ「ホワイパー 紙ケース入り修正テープ」・テープのり「ノリノ 紙ケース入りテープのり」
プラス株式会社は、独自の設計によりプラスチック使用量を削減した修正テープ「ホワイパー 紙ケース入り修正テープ」およびテープのり「ノリノ 紙ケース入りテープのり」を2023年から販売しています。プラスチック部分の一部に再生材を使用しているのに加え、プラスチックの使用量を、機能性・耐久性の維持に必要となる最低限のレベルまでカット。当社同等品と比較して、プラスチック使用量を約40%※以上削減しています。本体ケースには紙を使用しており、使用後は紙とプラスチックを分別して廃棄することができます。これにより、紙ならではのやさしい触り心地と、プラスチック製品では表現できなかった豊かなデザイン性も実現しました。使い心地も重視し、スムーズな引き心地や携帯しやすいコンパクトサイズなど、使いやすさと機能性にもこだわっています。
- ※
修正テープは当社従来品の「ホワイパープチ」と比較、テープのりは当社最小サイズのテープのり「ノリノビーンズ」と同テープ長さ換算で比較
紙素材を活用した個人情報保護スタンプ「ローラーケシポン スリムフィット」
プラス株式会社は2025年に、個人情報保護スタンプケシポンシリーズから、紙素材を活かした「ローラーケシポン スリムフィット」を発売しました。テープ製品同様、プラスチック使用量を機能性・耐久性の維持に必要な最低限のレベルまでカットし、当社従来品と比べて50%以上削減※を実現したほか、一部には再生樹脂を使用。廃棄時には紙素材の部分とプラスチック部分を手で簡単に分別できます。またデザインにおいても紙素材であることを活かし、プラスチックでは困難な水彩デザインも採用するなど、雑貨のようにユーザーの生活シーンになじみ、楽しく使っていただけるような工夫を凝らしています。
- ※
当社従来品の「ローラーケシポン スティック」と比較。
再生紙を使用した学習帳・ノートシリーズ
日本ノート株式会社は、再生紙を使用した商品として、「スクールキッズ学習帳」「スクールライン+」「オフィシャルエコ」の3シリーズを展開しています。いずれも古紙パルプ100%使用を示すR100マーク※1認定商品です。また本商品は、資源の有効活用に貢献する商品として、グリーンマーク※2、グリーン購入法適合商品にも認定されています。
- ※1
「Rマーク」はごみ減量化推進国民会議(現・3R活動推進フォーラム)により定められた表示。数字は古紙パルプの配合率を示す。
- ※2
公益財団法人古紙再生促進センターが、原料に古紙を規定割合以上使用している商品に認定する表示
植林木を使用した学習帳
日本ノート株式会社は、中紙に植林木※を原材料とした学習帳「かんがえる学習帳」を販売しています。また、Tree'sノート、スクールライン+シリーズでは表紙原紙に植林木紙を使用しています。植林木は、森林資源を計画的に育成・管理することで自然環境の維持につなげる仕組みの一つで、対象商品には、日本ノートオリジナルの「植林木マーク」を表示しています。持続可能な森林資源の活用に貢献するとともに、学習帳を通じて子どもたちに社会や環境について考えるきっかけを提供していきます。
- ※
計画的に植え、管理・育成された木材。森林資源を計画的に育成することによって自然環境を維持することを狙いとする。

再生材を活用した文具「再生工場」シリーズ
セーラー万年筆株式会社は、再生プラスチック材や環境負荷が少ない素材を多用した文具シリーズ「再生工場」を販売しています。2026年3月現在、「万年筆」「油性ボールペン」「シャープペンシル」「マルチシリーズ」「マーキングペン」「ふでペン」の6シリーズ13品種を展開し、エコマーク商品、GPNエコ商品ねっと掲載、グリーン購入法適合商品、グリーン購入推奨商品のいずれかに該当する環境配慮型の商品として提供しています。



オフィス家具製品の国産材化 第1弾「minimo lots(ミニモロッツ)国産材モデル」
2026年1月、既存のオフィス家具製品の国産材化への新たなプロジェクトをスタートし、その第1弾としてフリーアドレスデスク「minimo lots(ミニモロッツ)国産材モデル」を発売しました。
シンプルでナチュラルな意匠性やスリムな設計、使いやすいスクエア天板などの機能性はそのままに、天板表面にメラミン樹脂化粧板を使用することで強度を備えながら、芯材に国産スギ材を採用。SDGsを見据えた環境貢献への一歩として、オフィスのさまざまなシーンで活用いただけます。
両面タイプのW2400モデルは国産材使用率60.2%。使用された木材の炭素固定量のCO2換算量は48.3㎏です。これは人が一日に呼吸で吐き出すCO2排出量の約48日分に相当します。
また、本製品を含むモクラル製品の売上の一部を森林健全化に向けた取り組みを推進のため、公益社団法人国土緑化推進機構の「緑の募金」へ寄付しています。
「MOKURAL」プロジェクトのエントリーモデル「Vicenda ramo」
国産木材の積極活用で森林の健全化およびカーボンニュートラルの実現を目指すプロジェクト「MOKURAL(モクラル)」のもと、プラス株式会社は2023年から、国産の早生広葉樹であるセンダンを使用した木金混合のオフィス家具「Vicenda(ヴィチェンダ)」シリーズを販売しています。
2025年1月には、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデル「Vicenda ramo (ヴィチェンダ ラモ)」を発売。ラインナップはテーブル(両面・片面)とスツールの3製品で、芯材に国産スギ材、表面にメラミン樹脂を使用することで、環境貢献と強度の確保を両立しています。また、通常の「Vicenda」シリーズにはテーブル片面タイプ、カフェテーブルが新たに加わりました。自然を身近に感じられるオフィス空間の提案を通じて、これからも人と森を元気にしていきます。
再生素材を有効活用したスツール「Pietra Light」
プラス株式会社は2024年に、サステナブル・スツール「Pietra Light(ピエトラ ライト)」を発売しました。本製品は、本体のクロス材に、廃棄されいらなくなった衣料品や生産時に出た残反、裁断くず(生地)を有効活用して製造されたケミカルリサイクルポリエステル素材を採用しています。これにより石油製品の使用量削減に貢献するほか、異素材で接着を行わない設計のため、廃棄の際にも容易に分別できます。また、芯材に軽量素材を用いており、誰でも簡単に持ち運べる軽さを実現したことで、輸送時のCO2削減にもつなげました。
Pietra Light(ピエトラ ライト)を同シリーズのアイテムと組み合わせれば、統一感のあるデザインで、ワーカー同士がリラックスしながら交流できるオフィス空間を生み出します。仲間とつながり、未来の地球環境ともつながれる、創造性をかきたてるラウンジワークファニチャーです。
ロングライフ設計のサステナブルなオフィス家具「XF(エクセフ)」シリーズ
プラス株式会社から販売している「XF」は、天板や表面材の追加・交換により、オフィスの模様替えや移転時に空間の表情を変えたり、人員の増減に応じて空間の機能を進化させることができる家具シリーズです。このように利便性を追求するだけでなく、ロングライフ(長寿命)設計で省資源や廃棄物削減に貢献。また、単一素材を積極的に採用し、接合部分もシンプルな機構にすることで、廃棄時の分別のしやすさにも配慮しています。
紙も電池も消費しないメモツール「Kaite」
プラス株式会社は、紙のようなスラスラとした書き心地でありながら、紙も電池も消費しない新コンセプトメモツール「Kaite(カイテ)」シリーズを販売しています。2026年7月現在、A4・B5の2サイズで、紙を使わず思考整理やToDo、勉強などに活用できる「Kaiteパッド」と、付箋のようにさまざまな場所に繰り返し貼って書くことができる「Kaite貼れるタイプ」、PC周辺の空きスペースなどに置きやすい「Kaiteメモ」の3種類をラインナップ。いずれも紙やインク、電池が不要で、何度でも書き消しできるため、経済的で環境にもやさしい製品です。残したいメモは、無料の専用アプリで撮影して保存・共有することができます。
廃棄予定の香料を活用したヘアスプレー
セーラー万年筆株式会社は、2025年11月、コスメブランドを展開する株式会社ヤマサキとのコラボレーション製品として、「ラサーナ 海藻 シルキー ヘア スプレー 工場見学限定の香り 3種」の製作に協力しました。セーラー万年筆からは、インクの製造に使用している香料の一部を提供しています。
開発の背景には、同年9月に発売した「つけペン用ボトルインク Dipton フレグランスインク」の開発・製造過程で、製品に使用される香料が微量であったために廃棄せざるを得ない分量が発生してしまったことがあります。それらの香料を資源として活かす方法を検討し、他社とのコラボレーションという形で別ジャンルの商品へ展開したものです。本製品は、株式会社ヤマサキ 西風新都工場の工場見学にて来場者に提供されています。



