ものづくりの現場から、できることをひとつずつ。SDGsへの取り組み

持続可能な世界を実現するために、地球規模の課題として掲げられている、持続可能な開発目標「SDGs」。プラスグループでは、プラスチック製品を世の中へ送り出す企業の責務として、社会課題の一つであるプラスチック問題に取り組んでいます。

環境意識が高く、ECサイト向け製品の多い海外では、現在でも多数紙製パッケージで展開しています。パッケージがシンプルな形状になることで輸送効率も高まり、輸送中のCO2削減につながっています。日本でもデコラッシュが紙製パッケージにシフト。国内外への展開の波及とともに対象製品の拡充も計画中。将来的にプラスチックの大幅な削減が期待できます。

生活者視点で、
プラスチック問題を考えてみる。

プラスでは、以前から再生樹脂の使用や製品によっては交換式リフィルをつくるなどプラスチックの削減に努めてきましたが、プラスグループの環境理念や「SDGs」の理解浸透を目的に、プラスチック問題を社員一人ひとりがより身近な視点で捉えられるよう、レジ袋削減に取り組みました。社内調査の結果、虎ノ門本社オフィスだけで1日150枚、年間3万6千枚捨てられていることが判明。全社員にプラスチック・スマート認証(環境省)のマークが入ったエコバッグを配布し、「レジ袋不要宣言」を実施したことで、今では1日10枚、年間2000枚程度まで削減することができました。

オフィス需要が高い、
クリアホルダーを紙製へ。

次に取り組んだのが、製品によるプラスチック削減です。まず、着目したのがオフィス需要の高いプラスチック100%のクリアホルダー。他社製品で紙ホルダーはあるものの中が見えない、強度が弱いなどの課題があることから、プラスでは紙に樹脂を含有させることで紙を透過。中の資料が見えるだけでなく適度な耐久性もあります。また、プラスチックを70%削減したことで燃えるゴミとして廃棄、サーマルリサイクルも可能になり、実用性と環境性を両立しました。この製品は、紙製ファイルの需要が高い海外においても高く評価されています。

パッケージを紙製へシフト。
意識の高い海外ほど反響は大きい。

2021年6月からは環境先進国の台湾において、世界での販売数1位の「修正テープホワイパーMR」のパッケージをブリスターパックから紙製へ変更。店頭では「減プラ革命(私たちからはじめよう)」のキャンペーンを展開し、話題になるとともにプラスチックの削減につながっています。「SDGs」を実現していくために、今後もメーカーとしてつくる責任をもち、紙製パッケージの拡充や環境に配慮した製品開発などに引き続き取り組んでまいります。環境意識が高く、ECサイト向け製品の多い海外では、現在でも多数紙製パッケージで展開しています。パッケージがシンプルな形状になることで輸送効率も高まり、輸送中のCO2削減につながっています。日本でもデコラッシュが紙製パッケージにシフト。国内外への展開の波及とともに対象製品の拡充も計画中。将来的にプラスチックの大幅な削減が期待できます。