3月の赤坂コミュニティカレッジは、羊齧(ひつじかじり)協会代表の菊地一弘さんをお招きし、いまブームになりつつある「ラム肉」についてお話しいただきました。
菊地さんが代表を務める「羊齧協会」とは、ラム肉を愛する消費者の集いで、現在会員は約1,700名。
東北・東京・関西の拠点を中心に、ラム肉を盛り上げるべく活動されています。
日本で本格的にラム肉を食べるようになったのは、大正中ごろ。
当時は食用に育てられた羊がおらず羊毛用の羊だった為、なかなかクセがある味だったそう。それでも日本人にとって貴重なたんぱく源でした。
2004年のBSE問題以降、ラム肉が再び注目され、一大ブームに。
近年では、スーパーで買えるようになるほどラム肉が身近な存在になり、輸入量も右肩あがり。
加工や調理の技術が向上し、ラム肉のクセや臭みは一段と少なくなりました。
羊は干支にも入っており、古代から日本と馴染みが深いと思われがちですが、実は、干支が伝わったとき、実際の羊を見たことある日本人は ほとんどおらず、龍と同じ「幻の生き物」だったそうです!
ラム肉にまつわる歴史から経済背景まで、菊地さんの軽快なトークで分かりやすくお話いただき、羊の世界観に引き込まれる1時間半となりました。
...帰り道にラム肉を食べに行った方、いらっしゃるのでは?
▽羊齧協会公式サイトはこちら
http://hitujikajiri.com/